2015年09月17日
チリ沖でM8.3の地震、主要銅山に影響なし
米地質調査所によると、チリ沖で16日、マグニチュード(M)8.3の地震が発生した。現時点で主な銅山への影響はないもよう。
産銅世界最大手のチリ銅公団(コデルコ)[COBRE.UL][CODEL.UL]は、従業員に負傷者は出ておらず、施設にも被害はないとしている。
産銅大手アントファガスタ
震源に近いチリ中部イジャペルの当局者によると、壁の倒壊で1人が死亡したほか、15人の負傷者が報告されている。また一部家屋にも被害が出ている。
地震を受けてチリとペルーに津波警報が出されており、チリ政府は沿岸部の住民に避難を呼びかけている。
震源はバルパライソの北169キロ、震源の深さは25キロ。当初はマグニチュード7.9と発表されていたが、修正された。
この地震を受け、太平洋津波警報センターはフランス領ポリネシアに最大3メートルの津波が到達する可能性があるとし、ハワイや日本を含む広範囲の地域に1メートル以下の津波が到達する恐れがあるとしている。
チリでは2010年2月にM8.8の地震が発生、津波などで500人以上が死亡した。
Posted by sara at 12:11Comments(0)