長崎巡礼

上記の広告は、30日以上更新がないブログに表示されています。
新たに記事を投稿することで、広告を消すことができます。  

台湾の行政院（内閣）主計総処が31日発表した2015年４～６月期の実質域内総生産（ＧＤＰ、速報値）は前年同期比0.64％増だった。５月下旬に予想した3.05％増の成長率を大幅に下回った。世界景気の減速感などを受けて、主力のＩＴ（情報技術）関連の輸出が減速したことが響いた。

　前年同期比の成長率が１％を割り込んだのは12四半期ぶり。前期比年率・季節調整済みの成長率も7.65％減と悪化した。

　輸出（サービス含む）は前年同期比1.3％減。５月予想は3.27％増だったがマイナスに転じた。中国などでのスマートフォン需要の鈍化を受けて、半導体など電子部品の出荷に急ブレーキがかかっている。

　民間消費は同2.81％増。飲食や海外旅行が堅調で５月予想を小幅に上回った。一方、６月以降は株式相場が急落し、今後に影響が出そうだ。

　主計総処は５月時点で15年の年間成長率を3.28％と見込んだ。ただ４～６月期が予想を超える低成長のため、下半期の成長が想定通りなら「年間成長率は2.68％になる」。３％成長の達成は厳しくなっている。